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2016年12月5日月曜日

今日の円債・短期見通し=買い優勢、伊国民投票否決予測で逃避買い

    きょうの円債市場は買いが優勢になりそうだ。4日に実施されたイタリアの憲法改正の是非を問う国民投票で、第1回開票予測では否決となったことで、質への逃避買いが膨らみそうだ。2日発表の11月米雇用統計に関しては、同日の米債市場の反応が限られたことから円債市場も積極的には材料視しない見通し。 
     
    2日の米債市場では、米雇用統計に対する反応は限定的だった一方、イタリアの国民投票への警戒から国債利回りが低下した。市場では「米国の雇用の伸びは市場予想とおおむね一致し強めのものになったため、12月米利上げを後押しするものになるだろう。ただ、雇用統計発表直後に利回りに上昇圧力がかかった米10年債利回りは、イタリア国民投票を前に逃避買いが膨らみ金利は低下基調になった。現実に第1回開票予測では否決となったことで、円債も序盤は買いが優勢になるのではないか」(国内証券)とみている。 
    市場では、イタリア現政権への事実上の信任投票とみられていただけに、レンツィ首相が辞任した場合の政治的なリスクが警戒されている。また、多額の不良債権を抱えるモンテパスキの増資計画が滞る不安から金融市場が荒れることも想定されている。 
     
    日銀の国債買い入れオペが実施される可能性があることも、需給面で相場を下支えする見込み。市場では「実施の可能性はゼロではない。2日実施の応札倍率が長期ゾーンで1倍台に低下するなど需給の引き締まりが意識されやすい状況にあることから、きょうオペが通告されると、金利に強めの低下圧力がかかりそうだ」(別の国内証券)との見方が出ていた。 
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イタリアの憲法改正の是非を問う国民投票で、第1回開票予測では否決になったようで、少し市場に動揺が出ている感じです(・∀・;)
とは言え、まだ確定ではないので今後の開票結果を待つしか無いですね。
それと、イタリアの3位の銀行モンテ・デイ・パステ・ディ・シエナの救済計画が滞る可能性があります。
この銀行は2度救済を受けているみたいですね。ちょっとニュース資料が新しくないので最新の情報を
見ないと現状を認識しずらいですが、金融業にはかなりショッキングなようです。
もし、首相が辞任して再度選挙になったら救済が止まってしまうようです。
この事を受けてか、今朝の三菱UFJ(8306)銀行株は急落です。(・∀・;)
今週中には800円台に行くかのような流れでしたが、また行方が不透明になって来ました。

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