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2016年12月17日土曜日

株、9日続伸 「4年前の再来」はあるか

「あの頃の展開に似ている」。過熱感が指摘されながらも上がり続ける株価に、市場関係者の間からそんな声が出始めた。あのころとは「アベノミクス相場が始まった直後の2012年12月の展開」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の宮田直彦氏)だ。果たして「第二幕」が始まるのだろうか。
 16日の日経平均株価は前日比127円36銭高の1万9401円15銭と9日続伸で引けた。年初来高値の更新は7日連続。朝方の買いが一巡すると、利益を確定する売りも出たが、後場にかけても前日比100円以上高い水準で推移した。
 過熱感を示すサインはともっている。東証1部の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割った騰落レシオ(25日移動平均)は16日に156.07%を付け、過去最高を付けた前日に続き高水準で推移している。
 騰落レシオは一般に120%を超えれば相場の過熱感を示すとされる。しかし、その後の株価下落には必ずしも結びついていない。実は騰落レシオが最も高かったのは、これまでは12年12月19日の164.5%だった。まさにアベノミクス相場が幕を開けた直後のこと。宮田氏は日経平均の26週移動平均が52週移動平均を下から上に突き抜ける「ゴールデンクロス(黄金交差)」を形成している点も「当時と重なる」と指摘する。
 加えて、ファンダメンタルズ面での後押しもある。米利上げを受けたドル高進行で円相場は16日、1ドル=118円台を付けた。米長期金利(10年債利回り)は15日に一時2.6%台前半に達した一方、日本の長期金利は0.080%前後で推移し、「日米の金利差はこの数年では例のない水準まで達しており、一段と円安が進む可能性がある」(ネット証券)との声が聞かれる。日経平均への寄与度でみても、今日の上位に東京エレクトロンや京セラ、TDKといった輸出関連株が目立つ。円安による企業業績の改善への期待感を示している。
 過熱感を「容認」する声まで出始めた。野村証券の若生寿一氏は「株価上昇は確かに急だが、来期の企業業績まで考えると割高とは言えない」との見方を示す。東証1部の予想PER(株価収益率)は17倍に達しているが、来期が2ケタ増益となれば、決して買われすぎの水準ではない。ゴールドマン・サックス証券は円相場が1ドル=120円の場合、18年3月期の日本企業の純利益は16%増えるとの試算を示している。
 もっとも、来週にはここまでの買いを主導してきた外国人投資家がクリスマス休暇に入る。国内勢は一部の金融機関が上場投資信託(ETF)を売っているとみられるほか、個人も逆張り姿勢が鮮明で「今の株高を半信半疑でみている」(松井証券の窪田朋一郎氏)。目立つ買い主体は日銀くらいで、9連騰で1000円超上げた急ピッチには一息入ることになりそうだが、過熱サインの先に目をやると、株価上昇を期待させる好材料がちらついている。
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騰落レシオ(25日移動平均)は16日に156.07%(´゚ω゚):;*.:;ブッ 更に上昇

12年12月19日の164.5%というのもあったかのか(´エ`;)

確かに円安が続けば為替差利益も企業には大きい。
決算の内容も良くなるのは理解出来るけれど、円安がいつまでも続くとも思えず。
(-公-;)ムムッ
今、空売りしているのは個人が多いんだろうか(-_-;ウーン
来週は祝日も挟み外国人投資家がクリスマス休暇になるので調整期間に入りそうですね。

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