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2016年11月26日土曜日

株式週間展望=米雇用統計前に短期調整か―出遅れ株に買い波及、基本は強気、為替次第で高値追いも

 日本株の上昇が止まらない。今週(21-25日)の日経平均株価は4日ともプラス引けとなり、終値は今週末比413円高の1万8381円。TOPIX(東証株価指数)は11連騰を記録した。為替市場で大幅に円安・ドル高が進行し輸出株が買われたほか、次期米大統領に就任するトランプ氏の政策期待もあり、幅広い銘柄が物色されている。来週(11月28日-12月2日)は急騰後の短期調整が予想されるが、投資家の買い意欲は強く、為替相場次第で一段高となる可能性もありそうだ。

 市場関係者の想像をはるかに超えた円安進行が、日本株の上昇を下支えしている。円・ドルレートは25日に1ドル=113円台まで円安が進行し、自動車株など輸出関連の強い買い材料となった。一方、日経平均は急ピッチな上昇への警戒が指摘されながらも、強い買い需要で連日でのプラス引けとなり、市場関係者の間でも強気の見通しが増えている。

 足元の投資家の関心は「日経平均はどこまで上昇するのか」「現状の水準は割高ではないのか」という点に絞られる。今回の株高は、(まだ具体策がみえてこない)トランプ次期大統領の政策期待に起因しているため、上昇の裏付けはほとんどない。雲をつかむような手探り状態の中、指標面での評価やチャートのフシが重要な目安となるのは言うまでもない。

 日経平均のバリュエーションをみると、25日時点予想PERは15.6倍。同指標は4月に16倍近くに達しており、この時同様に高水準となっているが、為替の円安進行で輸出企業のEPS(1株利益)大幅上積みが期待できることを考慮すれば、もう一段上の水準まで買われてもおかしくはない。また、PBR(株価純資産倍率)は同日時点で1.28倍と今年の最高水準にあるが、昨年11月の1.3倍台と比較すると、若干の上値余地がありそうだ。

 一方で、経済イベントを見通すと、12月13、14日のFOMC(米連邦公開市場委員会)を前に、利上げをめぐるさまざまな思惑が強まる可能性が高い。また、来週末の12月2日には米11月雇用統計が発表されるため、様子見ムードの高まりが予想され、円安進行も一時的に収まると想定される。株式市場においても、短期急騰後の利益確定売りで徐々に売り圧力が増すだろう。

 日経平均の予想レンジとしては、1ドル=111円程度まで円安が修正されるようなら上昇一服となり、一時的に1万8000円を割り込むと予想。18日安値の1万7967円付近が下値めどとして意識されそうだ。一方で、円安がさらに進行した場合には、年初に付けた1万8900円台に向け大きく買い進まれる展開を予想する。

 物色の中心は主力株から周辺銘柄に移行し、輸出株の中で出遅れているものや、業績堅調にもかかわらず買いが波及していない内需株などが人気化しそうだ。
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TOPIX(東証株価指数)は11連騰を記録かぁ.....
まったく裏付けのない上昇のトランプ期待なので、アベノミクスよりたちが悪いかも
(´・ω・`)
もし期待外れなら、この反動の大きさはいかなるものか(´エ`;)
今は円安相場で上昇が維持されているような感じかな(-_-;ウーン
まさか113円台にまで進むとは思ってなかったもの。
ただ、トランプ次期大統領が期待以上の成果を出せば、この上昇はホンモノ
なるかもしれません。
あぁ、バクチ相場だよ(ノ_-;)ハア…

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