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2018年2月2日金曜日

米の長期金利上昇に国債増発の影

米長期金利の上昇が加速し、1月31日には一時2.75%とほぼ3年10カ月ぶりの高い水準に乗せた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明を受けて利上げペースが速まるとの見方が出たが、それだけではない。くすぶるのは米国債の需給悪化への懸念だ。

 底流には、米連邦準備理事会(FRB)による国債保有が減っていく一方、減税で米政府の財政赤字が膨らみ、国債依存が強まっていく構図がある。米債券市場の潜在的なもろさは増している。

 米財務省は31日朝、米国債の四半期の国債発行計画の詳細を発表した。2~4月に米国債の発行を計420億ドル(4.6兆円)増やす。前回の2017年11~18年1月は償還までの期間が短い2、5年債に重点を置いた増発計画だったが、今回は期間の長い10、30年債も含めて幅広い年限で発行を増やす方針を示した。

 利回りが米長期金利の基準となる10年債の場合、月10億ドルずつの増額となる。事前には10年債の発行額は据え置かれるとの予想もあり、10年債に一時的に売りが出て金利は上昇(債券価格は下落)した。

 米財務省は償還までの発行期間が大きく伸びるのは避けたい考えで、市場が注目する10年債の発行が急増するとの可能性は低いという見方も多い。だが、米国債全体では増発の流れそのものは避けられそうにない。

 FRBは昨年10月以降、過去の量的緩和で大量に買った米国債の保有を段階的に減らしており、その分、市場が消化しなければならない金額は増えていく。これに対し、昨年12月に成立した大型税制改革は10年で1.5兆ドルの減税となる。インフラ整備計画の促進に伴う出費ものしかかり、米国債の発行増に拍車がかかる公算は大きい。
 財務長官の助言機関は31日、「今後の財政赤字の見通しと現在の発行額には大きな隔たりがあり、財務省は今後も年限全体で発行額を増やしていく必要があるだろう」との見解を示した。市場でも「発行規模は次の四半期以降も増えていく可能性が高い」(米国野村証券)との見方が多い。
 市場はインフレの先行きなどの経済・物価の動きに加え、債券需給にも神経質にならざるを得ない。今年に入り、「中国政府が米国債の購入を減額する」という報道から米金利に上昇圧力がかかる場面があった。中国当局は報道を否定したが、米国債の需給環境が今後悪化することへの不安は根強いだけに、大口保有者の動静には敏感に反応しやすい状況だ。
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「中国政府が米国債の購入を減額する」というニュースは見ました。
米国に対する中国の圧力と思いました(・∀・;)
中国もアメリカに対して口だしされたくないんでしょうね(苦笑
特に南シナ海に勝手に埋め立てして飛行場作ってますしね┐('〜`;)┌
あ、ちょっとネットでググると政府系サイトが軍事目的を認めてますね。
中国南シナ海ネットで発表されたようですが、大型レーダーや管理棟
地下貯蔵施設があり、29万平方メートル(東京ドーム6個分)あるそうです。
たぶん、これ1つでは済まないでしょうね。もっと拡大しそうな気がします。

中国が買わないと日本に米国債を買えと言ってきそうな気もします(´・ェ・`)アボーン
長期金利の上昇は銀行株にはいいかもしれませんが、株式市場から資金の流動が
起きる可能性もあり注意しないといけませんね(-ω-;)ウーン

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