マイナス金利は「ホラー」 日欧中銀はいずれ実験中止＝ガンドラック氏

  ［ウィーン　２３日　ロイター］ - スイスの新聞報道によると、投資家から幅広く注目されている米資産運用会社ダブルライン・キャピタルの共同創業者ジェフリー・ガンドラック氏は、欧州と日本のマイナス金利政策が「ホラー（恐怖）」であり、望ましい効果とは相反する結果を招くとの見方を示した。 
    ガンドラック氏はロサンゼルスを拠点に９５０億ドルの資産を運用している。同氏は２３日のフィナンツ・ウント・ヴィルトシャフト紙のウェブ版で、マイナス金利はデフレとの闘いに役立つが、人々は投資したり銀行口座に預金するのではなく現金を貯め込んでしまうため、市中から流動性を引き揚げてしまうと指摘した。 
    その上で、マイナス金利は「私が過去に経験した中で最も愚かな考えだ」と述べた。 
     
    さらに同氏は「（金融市場にとっての）次の大きなイベントは、日本と欧州の中央銀行が降参して実験を中止する瞬間になるだろう」と予想した。 
    ガンドラック氏は昨年、原油価格の急落のほか、ジャンク債が文字通り紙くずになること、また中国の景気減速が新興国市場の圧力となることなどで予想を的中させた。 
    同氏は今月、米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の利上げサイクルが今年は一度限りで打ち止めになるというシナリオの「可能性がますます高まっているようだ」と語っている。 
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９５０億ドルの資産を運用かぁ.....羨ましいような怖いような(´ｰ`A;) ｱｾｱｾ
失敗すれば、損失も大きい。
確かに、経済がデフレでなく活性化していれば投資先はいっぱいあるはず。
経済が急速に縮んでいる時にマイナス金利は、荒療治とはいえリスクも大きい。
さて、この意見を黒田日銀総裁は聞き入れるとは思えないけれど、こういう声も大事ですね。