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2018年4月21日土曜日

田中久重の万年時計


万年時計(正式名称:万年自鳴鐘)は、嘉永3年(1850年)から翌年にかけて、東芝の創業者「からくり儀右衛門」こと久重が設計・製作した機械式和時計。久重の生来の技術である金属細工と、からくりの才を素地として、高度の天文暦学と西洋の時計技術の精髄を取り込んだ最高傑作です。
機構の精巧さもさることながら、優美さと気品を漂わす伝統工芸品としても高い精度を誇っており、2006年には国の重要文化財に指定されました。

"日本のモノづくりの源流"を探り、後世に継承するため、各分野の専門家たちが復元・複製に取り組んだ「万年時計復活プロジェクト」

万年時計の巧妙なメカニズムに、田中久重の"飽くなき探究心と熱い情熱"を見た!

万年時計の解体は、機械時計の熟練技術者らによって慎重に進められました。
万年時計は、洋式時計と、昼夜をそれぞれ六等分する当時の「不定時法」の時計が同時に時を刻みます。さらに干支や七曜、二十四節気、月の満ち欠けの表示機能は、いくつもの歯車を通して動かす構造になっています。歯車やゼンマイは、工作機械を使わず、すべて手づくりをした形跡・・・。 久重が創造力をはたらかせ、複数の機能や技術をひとつに融合させるべく探求した努力が見てとれました。
久重の万年時計に対するこだわりは、時計の構造や機能にとどまりません。外装部も、七宝(しっぽう)や彫金をはじめとする伝統工芸が施され、万年時計にかけた情熱が今なお伝わってくるのです。
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(゚ロ゚;)エェッ!? すごすぎる......
この万年時計が江戸時代に作られた事を考えると感慨深い思いになります。
一度ゼンマイをまくと一年動く時計。
しかも、単に時間だけではなく 二十四節気の表示、曜日と時刻の表示、十干十二支の表示、月齢の表示、そして洋時計の7つの機能が六角柱様の本体の各面に配置されており、それらが底部のぜんまい動力により連動して動作する構造になっています。
この動力になるゼンマイは真鍮を使っているのですが、これがまたやっかいな代物(・∀・;)
一度巻いたら一年 動くように作られているので、真鍮の板の厚さも半端でなくそれを丸い容器に巻いて入れるのも簡単ではなかったです。
現代の技術を使っても復元が難しかった事を考えると150年も前に作られた事が信じられないですΣ(゚д゚;) ヌオォ!?
日本の技術の高さが世界に通じる理由の1つが分かるものです。
彼は日本のエジソンと言われた方ですが、それ以上ではないかと思ってしまいました(^▽^;)
ここに復元の動画があります。もし、気になった方はご覧下さいm(_ _)m
https://www.youtube.com/watch?v=N35jJKJKRl8

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