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2017年6月10日土曜日

トランプ氏、執拗に圧力 司法妨害の可能性 FBI前長官が書面証言

【ワシントン=永沢毅】昨年の米大統領選にロシアが関与した疑惑「ロシアゲート」を巡り、米連邦捜査局(FBI)のコミー前長官が8日、米議会で証言した。証言や、証言に先だって提出した書面から浮かび上がるのは、FBIの捜査に圧力をかけ、自らにかかる火の粉を振り払おうと必死のトランプ大統領の異様な姿だ。政権を揺さぶる疑惑に鎮火の兆しは見えない。

「忠誠が必要だ。忠誠を期待する」(1月27日)

 コミー氏の書面によると、トランプ氏はこの日の会合で自身への忠誠を繰り返し求めた。コミー氏は表情を変えず互いに顔を見やり、その場を奇妙な沈黙が支配したという。コミー氏はなぜFBIの独立性が重要なのかを説明。沈黙の後、再び忠誠を求められたコミー氏は「私はいつも誠実でいます」と答えた。
 コミー氏は証言で「FBIが独立した捜査機関であることを考えると、非常に懸念した」と述懐した。
 時には政権幹部が関わる捜査も担うFBIは中立性を保つため、歴史的に政権からの独立性が尊重されてきた。はっきり忠誠を求めるトランプ氏の言動は、独立性を脅かした可能性がある。

「フリン氏はいいヤツだ。この捜査はもう手放してほしい」(2月14日)

 トランプ氏はフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)の捜査についてこう要求。コミー氏は、フリン氏とロシア側の接触に関する虚偽申告について捜査をやめるよう求めたと解した。
 トランプ氏の要請は「司法妨害」にあたる可能性がある。トランプ氏は1月27日の夕食会でFBIの長官職にとどまりたいかも尋ね、コミー氏は「自分の仕事を大好きだし(任期である)10年間の職を全うしたい」と答えた。その後、トランプ氏は5月9日にコミー氏を電撃解任した。
 コミー氏は任期を6年超残してロシアゲートの捜査を指揮していた。具体的なやりとりを経た後の解任は、司法妨害に結びつく根拠になり得そうだ。

「暗雲を取り払ってほしい。米国を代表して務める職務に支障を来している」(3月30日)

 トランプ氏はロシア疑惑を雲に例え、こう要請した。コミー氏はできるだけ迅速に捜査を進めている旨を説明し、「もし何も発見されなければ、それは職務遂行に大きな利益をもたらす」と答えた。
 トランプ氏は「もし私の周りに間違ったことをした人間がいるなら、そいつを見つけ出すのはいいことだ」とも指摘した。同時に自身が捜査対象ではないことを公表するよう要請したという。自身の疑惑を振り払うだけの意図であっても、FBIの捜査を萎縮させかねず、結果的に司法妨害につながる可能性は残る。
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 (´゚ω゚):;*.:;ブッ
かなりブラックに近いグレーなんですけど┐('〜`;)┌
でも、トランプ大統領は辞任まではいかないでしょうね。
もっと、確定的な証拠が出ないと、このままうやむやになるんだろうかねぇ?
(-_-;ウーン
 

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