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2015年1月17日土曜日

米FX業者に3億ドル支援 スイスフラン急騰で損失も

【ニューヨーク=山下晃、伴百江】スイス国立銀行(中央銀行) による為替介入上限の撤廃を受けたスイスフラン相場の急変動が余波を広げている。損失懸念が高まっていた米大手個人向け外国為替証拠金(FX)取引業者の FXCMは資金支援を受けることが決まった。ドイツ銀行やバークレイズなど大手銀行も為替取引で収益に影響が出たと報じられたほか、一部の米ヘッジファンドの運用にも打撃となったもようだ。
  16日の米国市場では米FXCMの顧客が抱えた2億2500万ドル(約260億円)の損失が同社の負担になるとの思惑が広がり、早朝の時間外取引で同社の 株価が約90%下落。ニューヨーク証券取引所で同銘柄は終日、売買が停止された。FXCMは米証券会社ジェフリーズを傘下に持つ米複合企業のルーカディ ア・ナショナルから、3億ドルの資金支援を受けると発表した。
 米メディアは為替取引の大手、ドイツ銀行やバークレイズなどで1億ドル前後の損失が発生する見通しだと報じている。スイスフランの変動はあまりに急だったため、他の大手金融機関でも損失が発生する可能性があるもようだ。ただ、全体の収益に対する影響は限られそうだ。
 スイスフラン・ショックはヘッジファンドなどの資産運用会社にも広がっている。
 米資産運用会社ジョン・ハンコック・インベストメンツの「アブソルート・リターン・カレンシー・ファンド」(運用総額19億ドル)は、15日の1日で運用利回りがマイナス8.7%の悪化に見舞われた。同ファンドは為替や債券に投資する「グローバル・マクロ」という戦略をとるヘッジファンド。スイスフランの大規模な売り持ちを抱えていたもようで、スイスフランの急騰で損失が膨らんだとみられる。
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ネットのニュースで出ていたのでちょっとググってみました(-_-;)
スイスフラン相場は、普段は気に掛けてなかったのですが、どうも米国のヘッジファンドに損害が広がってようなので注目してみました。
しかし、急激な為替変動があると損失も大きいですねー(^^;)
金曜日の相場が荒れたのは、これも一因なのか?(-公- ;)ウーン 

あ、こんな記事も(^^;)

スイスフラン波乱さらに 株価続落、両替所に長蛇の列  

【ジュネーブ=原克彦】スイス国立銀行(中央銀行)が為替介入上限を撤廃したスイスでは16日も産業界から消費者にまで影響が広がり続けた。金融関 連をはじめ株価は連日の全面安となった。外貨両替所には急騰したスイスフランをユーロに替える市民の長蛇の列ができた。今週末は独仏など近隣のユーロ圏諸 国で割安に買い物したいスイス市民が増えそうだ。

スイスの主要企業で構成する株価指数SMIは16日に大幅続落し、前日に比べ5.96% 下げた。2日連続で全銘柄が下落し、金融大手ジュリアス・ベアは最大の14.5%安と急落。金融取引での損失拡大に対する不安からクレディ・スイスも約 9%下げた。スイス経団連は対ユーロの上限を撤廃したスイス中銀の判断が「経済全体にとって問題だ」との声明を発表した。
 ジュネーブ市内の外貨両替所の前には、雨天にもかかわらず長蛇の列ができた。スイスフランの高騰は、ユーロ圏で安く買い物を済ませたいスイス在住者には追い風だ。フランスとの国境に近いジュネーブでは、スイスよりも物価が安いフランスへと買い物に出かける人が多い。
  こうした越境買い物ツアーの需要増を見込み、ドイツとの国境に近いバーゼルでバスや路面電車を運営する公営企業BVBは、土曜日にドイツに向かう路線を増 発すると発表した。国有鉄道会社SBBも国境からやや離れた最大都市チューリヒと、ドイツ南端のコンスタンツをつなぐ列車を土曜日に増便する。
 地元メディアによると過去2日間でガソリン価格は大手の店頭で3%下がった。買い物客の国外流出やガソリンなど輸入品の価格下落が加速すれば、輸出企業への打撃も加わって物価を押し下げる可能性がある。
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 金融機関に混乱が起きてるみたいですね(^^;)
欧州はギリシャ問題もあるので、火種が大きくならない事を祈ります。

 

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